コミュニケーションに悩んだら最初に考えてほしいこと【悩み】
学校や職場など、どうしても人と関わる機会があります。
人と関わる機会があればコミュニケーションがあり、コミュニケーションが上手くいかず悩んでしまうことがあります。
私も看護師として働き始め、最初にぶつかった壁がコミュニケーションでした。
- 人間関係が上手くいかない。
- どこから直していけばいいのか分からない。
- 相手の機嫌が悪いときは極力関わりたくない。
コミュニケーションに悩んだら最初に考えてほしいこと
結論から話すと『挨拶』です。
挨拶なんてみんな当たり前にやってるからね。
私が看護師として働き始めて、初めての環境や人間関係に戸惑い、悩んだことがきっかけでした。
私はどうすればもっと良い関わりが出来るようになるのかひたすら考えました。私は考えて、考えて、導き出した結果が挨拶でした。
挨拶を変えることで私自身が変われました。
私が経験したことを通して、これから新人看護師として働く人や人事異動で病棟が変わる人が少しでも楽しく明るく仕事が出来ればと思っています。
なぜ、コミュニケーションに悩んだら挨拶なの?
私は新しい環境や仕事内容をどう頑張っても、コミュニケーションを変えることが出来ませんでした。
変えようとすると職場や職種自体を変えるしかありません。私はそんなの嫌でした。
仕事をやめないなら、他に何をすることができるか。
初めてやる仕事は教えてもらわないと分からないし、教えてもらうとなれば指導があるし。
コミュニケーションばかりで疲れ果てていました。
さらに、私の勤務する病院ではプリセプター(指導者)は1人とは限りませんでした。
勤務病院によってはプリセプターがちゃんと決まっているかもしれませんが、ずっと同じプリセプターとは限りません。
プリセプターが変われば、ときには厳しいことを言われたり、怒られたりすることがあります。
さらに、新人は初めてのことをやる機会が多いのでミスだってしますし、失敗もします。そして、怒られます。
頑張っても頑張っても失敗して怒られて、そのたびに落ち込んでいました。
私はどうすればいいのか分からなくなりました。
そんなある日の朝
先輩ナース「おはようございまーす。」
と笑顔で挨拶してくれました。
私は、落ち込んでいた気持ちが少し楽になりました。
その先輩ナースは仕事で失敗しても、職場の上司から厳しく言われることのない人です。(人柄もあると思いますが)
周りの人と違うことでも何かしてるのかな?
とずっと疑問に思っていました。
でも、先輩に挨拶されて謎が解けた気がしました。
コミュニケーションに悩んだら【先輩ナースの挨拶】
その日から、その先輩の挨拶のやり方を意識して観察することにしました。
すると、先輩はすれ違う人全員に対して笑顔で挨拶をしていたのです。
私の場合:ナースステーションにいる人全員に向けて挨拶を1回する
先輩の場合:ナースステーションにいる人、1人ひとりに視線を合わせて挨拶する
さらに先輩は、「おはようございます。」と一緒に「今日も1日よろしくお願いします。」と、もうひとこと添えていたのです。
される側は気持ちいいかもね。
こうやって考えると挨拶って意外と奥が深いんだよね。
ただし、注意しないといけないこともあります。
- 落ち込んでいるときや嫌なことがあったときの相手は、元気いっぱいに挨拶されると不快に感じる人もいる。
挨拶を通して、相手を観察することも必要になります。
観察力は看護師にとって非常に大事なスキルになります。
自分なりにアレンジしよう【コミュニケーションに悩んだら】
先輩の挨拶が良いと思った私は、次の日から挨拶を先輩のやり方に変えました。
現在は挨拶のやり方を変えて、1ヵ月が経過しました。正しくは意識した挨拶をやり始めて1ヵ月が経ちました。
私の場合は新人なので
- 「おはようございます。迷惑かけることがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。」
の2つを使い分けています。
自分の立場や性格などを考えながら挨拶をアレンジしていきましょう。
機会や場所によっては、もっと使い分けても良いかもしれませんね。
当然のことながら言葉だけではなく、表情や声のトーンも意識しています。
さらに、患者やその家族に対しても同様のことを意識して挨拶を続けていました。
たかが挨拶で変化した3つのこと【コミュニケーションに悩んだら】
挨拶を意識的におこなって変わったことはたくさんあります。
- 周囲も挨拶してくれるようになる。
- スタッフから話をかけられる回数が増える。
- 患者さんから挨拶される機会や会話の回数も増える。
周囲も挨拶してくれるようになる。
まず、私の周りに変化がありました。はじめはわかりませんが、徐々に周りに変化が起こっていきます。
毎朝の挨拶をしっかりと丁寧に行うことで、周りの人もしっかりと挨拶してくれるようになります。
お互いに気持ちのいい挨拶ができると気分も良くなりますね。
スタッフから話をかけられる回数が増える。
次に1日の仕事の中で声を掛けられることが多くなりました。
機嫌の悪い人にわざわざ声を掛けたくないわね。
機嫌が悪そうにしている人より、元気よく挨拶してくれた人に声を掛けようと思いますよね。
「朝の挨拶のことなんて覚えてないよ。」という方もいるでしょう。
しかし、実際に私は声を掛けられる回数が増えました。
患者さんから挨拶される機会や会話の回数も増える。
声を掛けてくれるのはスタッフだけではありません。
患者さんから声を掛けられることが圧倒的に増加しました。
『挨拶に効果がある』なによりの証拠だと私は思っています。
なぜなら、今までは患者さんから声を掛けられることなんてほとんどなかったからです。
こんな話をすると、「これまで患者さんとどんな関わりをしてたんだ」って感じる人もいると思いますが、私なりに頑張っていたんですけどね。
それが今では患者さんの世間話のために声を掛けてもらえるようになりました。
とても嬉しいことです。
まだ、挨拶は簡単だと思っていますか?
挨拶を簡単に考えていなかったですか?
私は、挨拶のことを簡単に考えていました。
朝、職場にいって「おはようございます。」って言えばいいんでしょ。
簡単!簡単!
挨拶についてしっかり考えて思いました。
『たかが挨拶、されど挨拶。』
みなさんも私みたいに挨拶について考えたことがあるかもしれません。
簡単そうに思えて、実は挨拶は奥が深いんです。
もし、挨拶について考えたことのない人がいれば、『私が感じたことや経験したことを伝えてあげたい』と思いました。
いっぱい失敗して学んで、成長していこう
働き始めたばかりの人は、新しい仕事を覚えたり、聞いたことのない薬を調べたり、病院や施設で働いていると色々なことをやらなければいけません。
そんななかで、怒られたり叱られたりと、人間関係の悩みはとてもしんどいですよね。
怒られるたびに『自分を変えよう』『周りに認められるように頑張ろう』と努力しても上手くいかないことってたくさんあります。
私もそうです。
私もこれまでにたくさんありました。そして、これからもたくさんあると思います。
はじめから何でも上手くいく人なんていないのです。
人は失敗を重ねて成長していくのです。
例えば、自転車に最初から上手く乗れた人っていないですよね。
何度も転んで起き上がって、何度も失敗して自転車って乗れるようになるんです。
人は失敗から学んで、成長していく。
だから、どんどん失敗していきましょう。
成長している証拠です。
まとめ
まず、コミュニケーションに悩んだときは、自分の挨拶について考えてみましょう。
さあ挨拶が意識できたら、今日からスタートだ。
- 挨拶をやること自体は簡単!すぐに始めることができる!
『意識して挨拶をすることが大切である』と私は思っています。
こちらが意識して気持ちのこもった挨拶を続けていると、相手も意識した挨拶を返してくれるようになります。
さらに、意識して挨拶をしていれば、相手の挨拶の変化にも気がつけます。
お互いが楽しい気分になれます。毎日の仕事が楽しく、明るく過ごすことができます。
ただし、注意しないといけないこともありましたね。
- 落ち込んでいるときや嫌なことがあったときの相手は、元気いっぱいに挨拶されると不快に感じる人もいる。
私の挨拶は、相手を明るい気分にすることができます。
そして、意識的に行っている私の挨拶に周りの人も同じように気持ちの良い挨拶を返してくれます。
今では、相手より先に挨拶できないことがあれば、少し負けた気持ちになります
挨拶1つで毎日を楽しく過ごせるなんて嘘のようですよね。
私の経験がほんの少しでもお役に立てば、幸いです。