普段、みなさんはどうやって授業を受けていますか?
授業を睡眠時間に使っている人もいれば、まじめに起きてノートを取っている人もいるでしょう。
今回は、学年TOPだった私が学生時代におこなっていた勉強法や考え方について伝えたいと思います。
- 授業中、どうしても寝てしまうことが多い。
- 家にいるときや休みの日は、自分の時間を満喫したい。
- 授業になかなか興味が持てない。
まず、看護を学ぶときなど何を学ぶ上でも私が大切だと思っていることがあります。
それは、興味と目的です。
興味や目的についてもっと詳しく知りたいという方はこちらも読んでみてください。
学年トップだった私の勉強法
私が勉強するうえで意識していたことはたくさんあります。
抽象的に伝えてしまっては意味がないと思っているので、できるだけ具体的に伝えたいと思います。
なかには「こんなことまでしてたの?」「頭がおかしいんじゃない?」と思われることが含まれているかもしれません。
しかし、私はこれで学年トップの成績だったのです。
※成績にはあまり興味がないですが、根拠になるので書かせてね。
私がやっていたことは
といった、すぐに実行ができる方法ばかりです。
すべてをやらなくても
と思うことからやってみてくださいね。
授業の過ごし方
ではまず、私の授業への取り組み方について話していきましょう。
- 基本的に授業は寝ない。
- 授業は相づちをしながら、大きいリアクションで話を聴く。
- 授業で習ったことは授業中に「すべて覚える」と意識して聴く。
- 習ったことがほかの授業やこれまでの勉強と繋がりがないか考える。
基本的に授業は寝ない
私は基本的に授業で寝たことがありません。
なぜなら、目的を持って授業に取り組んでいたからです。
学生であれば誰もが持っている目的だと思います。
私の場合はさらに
- 家では、ゆっくりする。
- テスト前になって焦りたくない。
- 1回の授業で記憶したい。
など、授業に対してたくさんの目的を持っていました。
勘違いされたらいけないので先に説明しておきますが、私も人間なので眠たくなることはありました。
昼食のあとは特に眠たいですよね。
しかし、私は目的があることで『絶対に寝ない、寝るのがもったいない』と思っていました。
考えてみてくだい。
『1日の授業って何時間ありますか?』
学校によって時間割はさまざまだと思いますが、1コマ90分として4コマあるとすれば
つまり、1日の授業は6時間あるわけです。
まぁ6時間ずっと寝ている人はいないと思います。
例えば、
毎日授業で1時間寝ていたとしましょう。
そして、授業は週5日ありますよね。春休み(約14日)夏休み(約30日)冬休み(約14日)の長期休暇を省くと1年で約220日は学校で授業を受けているということになります。
では、一緒に考えましょう。
寝てしまった時間をどこで取り返すのですか?
それならはじめから友達や先生がいる学校で、一緒に勉強したほうが良くないですか?
そりゃ私のクラスでも寝ている学生はたくさんいました。
最初は肩をたたいて起こしてました。
今考えると、寝ている人からするとめっちゃ迷惑なやつですよね(笑)
寝ている人にはいろんな寝る理由があるかもしれない。
こういうことを考えると私が起こすのは間違っているかもしれないと思ったので、途中から起こさなくなりました。
まぁ起こしたとしてもすぐ寝てましたけどね。
つまり、授業を寝ている人自身で「時間が勿体ない。」と気付かないと意味がないのです。
周りの友達にいくら起こされようが目的意識が弱いと睡魔には勝てず寝てしまうのです。
授業で寝ないだけでこんなに差が生まれるのです。
『授業で寝ると勿体ない』と感じましたか?。
私は、目的を持って授業を受けていました。
- 自分の目的を明確にする。
- 毎日授業で1時間寝ると年間220時間損している。
この2つを意識するだけで、私は授業で寝たことがありません。
決して、すべての授業を寝るなとは言いません。
しかし、このことを知った今なら、少しは睡魔と闘おうと思えるのではないでしょうか。
学校の授業も自分のなりたい看護師へのひとつのステップです。
授業では相づちしながら大きいリアクションで話を聴く
大きなリアクションで相手の話を聴く。これを意識することでどんな良いことがあるのか?
- 話し手に良い印象を与えることができる
- リアクションが大きいと新しい知識でも忘れづらい
- 自然と興味が湧いてくる
話し手に良い印象を与えることができる
もし、自分が話す側の立場だとします。
相づちや大きなリアクションをしながら話を聴いてくれる人がいたらどう思いますか?
さらに、周りに寝ているひとや話を聴いていないひとがいれば余計に目立ちます。
これは私の経験ですが、話し手が自分のほうを向いて話してくれる回数が増えます。
- 話し手が何を重要としているのか分かる。
- 伝えたいことが何なのか、よく分かる。
なぜなら、話し手から受け取れる情報量が周りの学生よりも格段に多いから。
看護学校でも習っていると思いますが、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションでは受け取れる情報量が違います。
- 言語的コミュニケーションの場合は30%
- 非言語的コミュニケーションの場合は70%
もあります。
つまり、
『どこが重要な情報なのか簡単に判断することができる』
ということです。
重要な個所がわかれば、重要なことだけを覚えていけばいいのです。
重要だと思っていれば「ここだけは忘れないでおこう」と勝手に脳が判断して記憶しやすくなります。
リアクションが大きいと新しい知識でも忘れづらい
ここでは『新しい知識』と表現していますが、看護学生の場合は『授業で習うこと』だと思ってください。
このことに気が付いたのは、看護学生のとき同級生から「なんでそんなに授業のことを覚えてるの?」と質問されたことからでした。
その質問をされたときには答えることができませんでしたが、家に帰って今までの授業の受け方や姿勢などを振り返ってみました。
高校生のころ、私は数学が大好きでした。
なぜなら、数学の答えを解説してもううときが1番感動したからです。
先生の解説を聴きながら「へぇー、へぇーなるほど、こんな解き方あるんだー。」とひとりで感動を声に出していたのを思い出しました。
そして、わかったことはリアクションが大きいということでした。
私の場合はとにかく「へぇー」が多いです。
看護学生のころからその声が大きすぎて周りの同級生から振り向かれていたのを覚えています。
授業で習うことはほとんど知らないことや初めて聴く言葉が多いと思います。
なので、「へぇー」が多くなるのは自然なことだと思っていました。
そこに小さな感動があったからこそ、授業で習ったことを忘れずに記憶することができたのだと思います。
できれば小さい声でもいいので声に出してみてください。
声に出したほうが記憶に残りやすいと私は思っています。
「うんうん。」「はいはい。」「へぇー。」などと言ってみてください。
こんな簡単なことで忘れづらくなるなら、やってみる以外ないですよね。
自然と興味が湧いてくる
大きなリアクションをすることで興味を持っていないことでも興味を持つことができます。
つまり、大きなリアクションをすることで「興味があるんだ」と脳が勘違いしてくれるのです。
私の場合、人体のなかで内分泌が大の苦手でした。
しかし、看護師国家試験を受験するころには一番大好きな科目になっていました。
苦手な科目が大好きな科目になるきっかけを生んでくれたのは大きなリアクションでした。
ただし、大きなリアクションだけで大好きになったわけではありません。
内分泌が大好きになった理由も後々話したいと考えています。
今回は、その大好きになるきっかけについて詳しく話したいと思います。
誰もが苦手な科目はあると思います。
私は内分泌の授業になると先生が何を話しているのか全然わかりませんでした。
むしろ、わかろうとしていなかったのです。
なぜなら、すでに苦手意識を抱いてしまっているから。
私は『苦手意識を失くしたい』と考えました。
『苦手意識を失くす』ために、とても大切だったことが「大きなリアクション」だったのです。
私も、なんとか話を聞こうと努力しましたがさっぱり頭に入ってきませんでした。
しかし、大きなリアクションをあえてすることで苦手な科目の授業を聞くことができたのです。
わざと大きなリアクションをするということです。
わざと大げさに「へぇー」と意識していうだけで大丈夫です。
とても簡単です。
私は授業をしっかり聞けれさえすれば、苦手な科目も克服できると考えています。なぜなら、先生たちは生徒たちがわかりやすいように試行錯誤を重ねて、授業を考えてきているからです。
今までは苦手意識があるせいで先生の話を聞くことさえしていなかった。
しかし、大きなリアクションが取れるということは、少なからず話を聴かないとできないことなのです。
最初は意識的にリアクションをとって話を聞いていたけれど、徐々に意識しなくても良いリアクションがとれるようになります。
今では、私は人の話を聞くと「へぇー」と勝手に言っています。
人の話に興味が持てるようになったのです。自然と興味が湧いてくるのです。
授業で習ったことは「授業中にすべて覚える」と思って聴く
常に『授業で習ったことはすべて覚える』を意識して私は授業に臨んでいました。
なぜなら、自宅に帰って勉強をしたくなかったからです。
私はやりたいことがたくさんあったので、『学校で覚えれることは覚えて帰る。』という決まりを自分のなかで作っていました。
最初はこんな考えで始めました。
『絶対に覚える』を意識して授業を聴き始めると、「さっき先生が話したことってなんだったかな?」と授業の途中で何度も反復して思い出すことができました。
自分の覚えておきたい内容を何度も想起(アウトプット)することができていたのです。
なぜなら、暗記したことを使わないでいると脳が『必要ではない』と判断して記憶に定着しづらいからです。
つまり、授業中に何度も思い出そうとしたことで、自然と私は想起(アウトプット)出来ていたのです。
私は授業中にすべてを覚えようと意識していました。
しかし、すべてを覚えようしても集中できるときもあれば、集中できないときもありました。
なかなか集中できないときは
自分のなかで『今日の授業で1番大切なことはこれだ!』と何個か決めてそれだけは絶対忘れないようにする。
私は全てを覚えようとしましたが全てを覚えることはできませんでした。
次、同じ内容に出会ったときに
あー、この話どっかで聞いた覚えがあるなー。なんだったけ。
と疑問に思えればそれだけで記憶に定着している証拠です。
人間は意識していないと覚えれません。
例えば、
話の最後になって友達に「どう思う?」と聞かれて「ああ、いいと思うよ。」って適当に返事した経験ないですか?
私はこのような経験を何度もしています。
しかし、友達の話を聞く前から「今日は〇〇くんの相談に乗るぞ」という気持ちで聞けばどうでしょうか?
友達の話をしっかりと意識して聴くことができますよね。
友達の相談にもしっかり返事ができます。
つまり、
さらに、
私は前の授業で習ったことを次の授業で思い出すようにしていました。
なぜなら、同じ日の授業なので前の授業のレジメを出して見直せるからです。
忘れていたことは次の授業でもう一度思い出せばいいのです。
私の場合、次の授業で忘れていた内容は『悔しい』という感情が入るので余計に忘れないようになりました。
できそうなことや興味があることからやっていけばいいと思います。
自分のペースで1つずつやっていきましょう。
みなさんが少しでも『勉強が楽しい』と思えるようになったり、『看護って楽しいな』と思えるようになれたら、私はとても嬉しいです。
習ったことがほかの授業やこれまでの勉強と繋がりがないか考える
物事の繋がりを考えることは、『学ぶ上で、かなり重要』と私は考えいます。
看護学校の授業は、割と繋がりを意識しやすく同じ言葉が結構出てくるので、勉強しやすく覚えやすいと思います。
例えば、
国語や数学の繋がりを考えろって言われてもパッと浮かびません。
心臓のしくみや構造を知っていれば、心筋梗塞がどうやって起こるのか分かります。また、皮膚のしくみや構造を知っていれば、なぜ高齢者の皮膚はしわが多く、乾燥しやすいのか分かります。
- 関連付けて記憶することが出来る。
- 関連のあることの再復習を頭のなかで出来る。
⇒別の教科書を開いてすぐ調べる。
まとめ
今回は『授業の過ごし方』を主に話しました。
どんどん色々なことをやってみて、自分に合わなければやめていいと私は思います。
なんでもやってみる癖をつけることは、とても良いことだと思います。
私も無理そうだとしてもチャレンジだけはするようにしています。
【授業で寝ている人】や【ぼーっとしながら話を聴いている人】が少しでも授業の重要さに気付いてもらえたら嬉しいです。
『自分にとって、絶対に必要ない』と言える授業は聞かなくていい。
看護学校では看護師になるために必要な授業を行っています。
しかし、小・中・高での授業が自分にとって本当に必要なのかどうかは人それぞれ違います。
自分の目的をしっかりと考えたうえで、多くの知識を学んでいきましょう。