こんにちは!もんもんです(*´▽`*)
看護師にとって観察力は、非常に重要なスキルです。
看護師じゃなくても、観察力があると得なことがたくさんあります。
観察力の高い看護師を見ていると、
こんな風に考える人もいると思います。
今回は、あることをやるだけで簡単に観察力が上がる方法を話します。
- 観察力の上げ方がわかる
- 今まで気がつかなかったことに気がつける
- 簡単にトレーニングをはじめることができる
この記事の信頼性
- 30歳代の男性
- 病院勤務5年目の看護師
- 学生時代から観察力に興味があった
- 絵を描きはじめて、観察力が上がった
【悩み】簡単に観察力を上げるには【これをやれば世界が変わる】
『観察力がある人』とはどんな人のことを言うのでしょうか?
観察力がある人の特徴とは
人の気持ちが読めて気配りができる
観察力がある人に共通しているのは、目の前にある事象について、ごく小さな変化にも気づくことができるということでしょう。
たとえば、同じ職場の同僚が新しいハンカチを持ってきたとしましょう。
観察力がある人は小さなものに対しても目が行き届くために、それに気づき、「そのハンカチ、新しいですね」と同僚に指摘することができます。
そのように小さな変化に気づくことができる人には、「人の気持ちが読める」という特徴があります。
人間の精神状態は、ちょっとした表情に表れるものでしょう。
たとえば、楽しく会話していた相手の表情が、ほんの少しだけ曇ったとします。
それがごく小さな変化であれば、多くの人はなかなか気づかないに違いありません。
観察力がある人は違います。
相手の表情のほんのささいな変化に気づき、その変化をもたらした相手の精神状態を推し量ることができるのです。
ひとことで言えば、人の気持ちが読めるわけですが、気持ちが読めれば、相手にとってプラスになる言動、対応をすることができるに違いありません。
人の気持ちが読めるために、上手に気配りができるというのが、小さな変化に気づくことができる観察力がある人の特徴なのです。
出典:5セカンズ
冷静で客観的なミスが少ない
観察力がある人は、客観的な視点を常に持っています。
というより、「客観的でなければ、優れた観察力を身に着けることはできない」といったほうがいいでしょう。
主観でものをとらえる人は、どうしても自分の思い込みや先入観にとらわれてしまうため、正しい判断をすることができません。
客観的な視点を持っているからこそ、正しい観察をすることが可能になるのです。
客観的な人に共通しているのは、常に冷静ということでしょう。
たとえば、締め切りの迫った資料作成の仕事に追われているとします。
急がないと締め切りに間に合わなくなりそうだという状況になれば、どうしても冷静さを失ってしまうでしょう。
多くの人はその結果、思わぬミスをするものです。
観察力がある人は、そのような状況になっても、持ち前の冷静さを失うということがありません。
締め切りに間に合うようスピーディに仕事を進めながらも、自分の仕事の内容を客観的に観察しています。
自分が作成している資料についても細かく観察し続けていますから、小さなミスに気づくことができるのです。
つまり、冷静で客観的なため、仕事などのミスが少ないというのが、観察力がある人の特徴ということになるでしょう。
出典:5セカンズ
好奇心旺盛で関心がある
人間、自分にとって興味や関心があるものや人に対しては、無意識のうちに細かく観察をするものです。
ひそかに好意を寄せている異性がいる人は、日ごろからその異性を観察しているため、小さな変化に気づくに違いありません。
反対に、関心や興味のないものや人に対しては、観察するということをしないため、変化に気づけないのです。
ということは、ものや人に対する興味や関心があればあるほど、観察力は高くなると言っていいでしょう。
つまり、観察力がある人は、好奇心旺盛で、人一倍広範囲な事象に対して、常に関心を払っているのです。
たとえば、好奇心旺盛な子どもは、公園へ行くと、虫や植物のことをじっと凝視して観察するでしょう。
そして、大人が気づかないような生き物の特徴や生態を発見します。
観察力がある人は、大人になっても子どもの頃のあの視点を失いません。
多くのものに興味があるために、自分で意識することなく、その対象物をしっかり凝視し、細かく観察するのです。
好奇心旺盛で、ふつうの人の何倍も多くのものや人に関心を持つことができるというのが、観察力がある人の特徴と言っていいでしょう。
出典:5セカンズ
観察力を上げるのはどうしたらいいのか?
では、観察力を上げるためには一体どんなことをやればいいのでしょうか?
はじめに私のことを少しだけ話すと
- 男性なのに女性以上に観察力が鋭い。
- 誰も気付かなかったことに気付いてくれる。
『なんでそんなに気が付くの?』とよく言われます。
これまでは
と曖昧な返答をしていましたが、その後『なぜ自分はこんなに観察力が高いのか』考えました。
すると、これだ!というものがあったのです。
もう結論を言ってしまいますが、絵を描くです。
『絵を描く』といっても勘違いしてほしくないのは、毎日毎日絵を描け!というわけではありません。
絵を描く中にヒントが隠されていたのです。
これから絵を描くことがどうして観察力の向上に繋がるのか話していきたいと思います。
観察力と絵を描くことの関係性
私は小学生の頃から週2回ほど絵画教室に通っていました。当時は特に絵に興味があったわけではなく、仲良しの友達がいたので通っていました。
大学時代にも暇なときはパソコンで絵を描いたりしていました。そのときから定期的に絵を描き始めました。
看護師として働き始め、私は趣味がほしいと思ったので水彩画を始めました。
楽しいけど、なかなか思ったようにならず。最近、水彩画を描く回数はかなり減っています。
ですが、水彩画を描き始めて感じたことがあります。
私の中で、世界が変わっていました。
『果物の色』や『木の葉っぱの形や陰影』、『服のしわ』、『人の表情の変化やパーツの動きかた』など言葉では説明できないほど多くのことが見えるようになっていたのです。
幼少期から絵を描いていますが、こんな感覚になったことはありませんでした。
絵を描いたことがある人なら誰もが感じることなのでしょうか?それは分かりません。
ですが、患者さんの表情の変化や皮膚の状態、呼吸の仕方など今まで以上に鮮明に観察することが出来ています。
水彩画でなくても、絵であればなんでも良いと思っています。
絵の描き方やジャンルではなく、絵を描くまでの過程が1番重要!
どんな絵を描けばいいのか
先ほど絵の描き方やジャンルは気にしなくても大丈夫と言いましたが、どんな絵を描けばいいのかは私の中では決まっています。
誰かの描いた絵を模写したり、アニメのキャラなどの実際の人物をより可愛くしたような絵はおすすめできません。
なぜなら、模写などは観察するという過程を通らずに、絵を描くことができるからです。
今回私が言う『絵を描く』とは、
- 実際に存在するものを自分の目でしっかりと見て、紙の上に描き残すということです。
私が大学生時代に描いていた絵は、実際には存在しないようなものが多かったです。
絵の上手下手は関係ない
絵を描くにあたって
という人もいると思います。安心してください。
誰かに見せるわけでも、誰かと比べて評価するわけでもありません。
絵の上手下手は全く関係ありません。
ちなみに私はとても絵が下手くそで、水彩画を何回も挫折しています。
水彩画を描くのも見るのも好きなのに一向に上達しません。
私こそ、もう上手下手は気にしていません。気にしません。
ここまで読めば、あとはやるだけ
私が言う『絵を描く』をやれば、自然と観察力は向上します。
安心してください。時間やお金がなくても大丈夫です。
- 紙とえんぴつさえあれば、今すぐできる。
- 「よし、絵を描くぞ!」と気合をいれなくても、時間ができたときでこの記事のことを思い出したときに身の回りのものをささっと描いてみる。
タイトルの『簡単に観察力が上がる』の簡単は時間もお金も必要ないということです。
絵を描き始めると本当に楽しいので、本格的に絵を描いてみようかなと思った人は画材を買ってみるといいと思います。
おすすめの漫画【ブルーピリオド】
ここで私から最高の漫画をおすすめします。
タイトル:ブルーピリオド
作者:山口つばさ
ストーリーを簡単に説明すると、絵に全く興味のなかった【主人公】矢口八虎がひょんなことから絵に興味を持ち、東京藝術大学を目指すという話です。
これ以上いうとネタバレになるのであとは漫画を読んでください。
読んでも非常に面白い漫画ですが、私の考えと非常に似た描写が出てきます。
【ブルーピリオド 2巻】東京藝術大学に行きたい理由を母親に話すシーン
母親が料理をしている絵を手渡しながら。
絵の魅力を母親に説明する主人公。
そのなかで、『洗い物をする母親の手がささくれていること』や『買い物で重い荷物を持つ母親の腕には意外と筋肉がついていること』など絵を描き始めたことで気が付いたことを話していきます。
そして、母親が本当に家族のことしか考えていないのだと気づいたことも伝えます。「絵を描いていなかったら気づけていなかった。」と添えて。
このシーンが私は大好きです。このシーン以外にも主人公が絵を通して成長していく姿が大好きです。学びもたくさんあります。
気になった人は、ぜひ読んでみてください。
まとめ
今回は私の経験から『絵を描くことで観察力が向上する』についてお話しました。
- 『絵を描くこと』と『観察力』は関係している。
- 実際に存在するものを描こう。
- 絵に上手下手は関係ない。
- 絵を描くのに時間もお金も必要ない。
今、あなたのいる部屋を見回してみてください。
観察力も、最初は難しく考えず
と『なんとなくの違和感』や『外見のわかりやすい変化』に気付ければ上出来です。
実際に絵を描かなくても、私の体験を読んだだけであなたの見ている世界が変わったはずです。
絵を描き始めると今まで気が付いていないことが見えるようになるのでとても楽しいですよ。
私の経験がほんの少しでもお役に立てば、幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。