男性と女性が同じ職場で働いていると
などと感じる機会が結構あります。
『男性脳』や『女性脳』という言葉は聞いたことがありますか?
- 職場で異性となかなか上手くいかない。
- 働いていて「男性だから?」「女性だから?」と考えたことがある。
- 自分の脳(男性脳・女性脳)について興味がある。
最近では、男性看護師も増えてきましたよね。
一概には『男性脳だから○○。』『女性脳だから○○。』と決めつけることは出来ません。
しかし、お互いを理解するツールの1つとして知っておいてもいいと思ったので、自分なりの経験も踏まえて解説します。
こんなに違うの?【女性脳と男性脳の違い】自分の脳について知ろう!
今回は、『女性脳と男性脳』について一緒に考えていこうと思います。
男性脳とは?女性脳とは?
はじめに、一般的な定義を見てみましょう。
男性脳とは
男性脳は、『多くの男性が典型的に使う神経信号モデル』であり、論理的思考に優れている傾向があるとされる。
女性脳とは
女性脳は、『多くの女性が典型的に使う神経信号モデル』であり、感情面や直感力に優れている傾向があるとされる。
男性脳と女性脳の特徴
では、男性脳と女性脳の特徴を見てみましょう。
男性脳の特徴 | 女性脳の特徴 |
①論理的思考 | ①直感的思考 |
②会話に問題解決を求める | ②会話に共感を求める |
③ひとつの仕事に専念する | ③同時にいくつもの仕事をこなす |
④物事の結果だけ知りたい | ④物事の過程を楽しみたい |
⑤自分のことを自慢したがる | ⑤周りのことを自慢する |
⑥自分の意見を押し通す | ⑥周囲の意見を尊重する |
⑦周囲の変化になかなか気付けない | ⑦周囲の些細な変化に気付ける |
⑧性欲が強い | ⑧物欲が強い |
⑨恋愛はフォルダ保存 | ⑨恋愛は上書き保存 |
この他にも違いはあると思いますが、ざっと上げてもこんなにも違いがあります。
男性脳と女性脳の見分け方
自分が『男性脳』か『女性脳』なのかの見分け方について、簡単に解説します。
見分け方
- 『薬指』が『人差し指』よりも長い場合:男性脳
- 『人差し指』が『薬指』よりも長い場合:女性脳
この判断方法は、イギリスの心理学者ジョン・マニング氏を中心に研究されており、『二本指の法則』と呼ばれています。
胎児のときに浴びた男性ホルモン(テストステロン)と女性ホルモン(エストロゲン)の量で指の長さに違いが生じると言われています。
『男性脳』や『女性脳』は本当は存在しない?
『男性脳』や『女性脳』に対して否定的な結果が出た研究も紹介しておきます。
・脳の性差説に対する否定説
リーセ・エリオットが率いる英国のロザリンド・フランクリン医科学大学の研究により、これまで「男性脳」と「女性脳」の根拠とされてきた「脳の性差」は実際には存在しないという研究成果が発表されました。
また、エリオット氏は「『男性脳』や『女性脳』といったものが存在すると多くの人が信じており、大きな話題になることもしばしばです。脳の性差は、男女のステレオタイプ的な違いの説明を試みる者にとって根拠となってきました。けれども、複数のデータセットを詳しく調べて、多くの男女の標本をひとつにまとめた結果、こうした性差はなくなるか、ごく小さくなることがわかりました。」と述べています。
看護師として働いて感じた『男性脳』と『女性脳』
もんもんは、男性看護師です。
男性看護師として働いて感じた『男性脳』と『女性脳』について話しますね。
まず、最初に違いを感じたのは【申し送り】です。
申し送り中は、患者さんの大切な情報を聞きながら、自分が必要だと思う情報をメモ帳に書いていきます。
- 女性看護師の場合は、申し送りを聞きながらスラスラとメモ帳に書いていきます。
- 私の場合は、申し送りを聞いて、必要な情報をメモ帳に書いているとします。書いている間は、申し送りされていることが頭に全然入ってこないのです。
と何度も心のなかで唱えていました。
聞き取れなかったことはあとでちゃんと確認するようにしていました。
※話している途中で割って入られるのは自分があまり好きではないので。
周りで働いている男性看護師にも確認したところ、5人中4人は私と同じことを悩んでいました。
男性看護師のみなさんは安心してください。
初めは戸惑いますが、やっているうちに慣れて出来るようになります。
『男性脳』と『女性脳』の特徴でいうと【③自分の仕事に専念・同時にいくつもの仕事をこなす】に当たります。
女性看護師さんを見てると「いつも羨ましいなー。」と思ってしまいますね。
次は、【看護ケア】を行っていたときのことです。
女性看護師と一緒に患者さんのケアを行っていたとき、女性看護師は患者さんと会話がスラスラと出来るのです。
しかも、患者さんの気持ちになって言葉を選んで会話しているのです。
一方、私はというと
こんなどうでもいいことを考えていました。でも、今となっては考え方によって論理的とも捉えれるのかなと思っています。
働いているとこんなことは日常茶飯事です。
と毎回関心していました。
『男性脳』と『女性脳』の特徴でいうと【①論理的思考・直感的思考】に当たります。
最後に、バイタルサイン測定などの【観察力】です。
これに関しては、なぜか私も奇跡的に持ち合わせていたので大丈夫でした。
しかし、同期の男性看護師を見ていると患者さんのちょっとした変化に全然気付かない。
患者さんだけでなく、職員が髪型を変えたり、靴を新しくしたりしても全然気付きません。
女性看護師は、患者さんでも職員同士でもちょっとした変化にすぐに気付きます。
私は女性並みに気が付くので、「もんもんは、男性なのにすごく気付くね。」といつも言われています。
それほど男性には珍しいのだと思います。
『男性脳』と『女性脳』の特徴でいうと【⑦周囲の変化になかなか気付けない・周囲の些細な変化に気付ける】に当たります。
『男性脳』と『女性脳』の違いを知れば知るほど、思い当たることはたくさんあります。
『男性脳』と『女性脳』を理解すれば仕事が楽しくなる
『男性脳』と『女性脳』を理解すれば、男女ともにお互いのことを知ることができます。
- 『男性脳』の良いところや『女性脳』の良いところを知って、自分に取り入れて吸収していきましょう。
- 『男性脳』と『女性脳』のこと知って、相手のことを理解できるように心がけましょう。そして、相手のことを尊重しましょう。
看護師には、どちらの要素も必要となります。
私は、看護師として働いてみて身に染みて実感しています。
まとめ
今回は『男性脳』と『女性脳』の違いについて解説しました。
- 男性脳と女性脳の特徴
- 男性脳と女性脳の見分け方
- 男性脳と女性脳が正しいとは限らない
- 私が看護師として働いて感じた『男性脳』と『女性脳』
- 男性脳と女性脳の違いを知れば、仕事が楽しくなる
お互いの特徴を理解して尊重することが1番大切ですね。
ほんの少しでもお役に立てば、幸いです。