この記事を読んでいる人は、昔の私と同じで『血が苦手なのに看護師になれるのか』と心配している人だと思います。
- 血が苦手だけど、看護師になりたい。
- 血が苦手だけど、看護師なって本当に大丈夫なのか。
結論から言いましょう。
看護師になって大丈夫です。なにも心配することはありません。
血が苦手なひとが看護師になっても問題ない理由【経験談】
最初に言いましたが、私も血がとても苦手でした。
実際に、血が本当に苦手な私が看護師になってどうなったのか話したいと思います。
- 学生時代の実習
- 手術室での実習
- 看護師として病院に勤務
1.学生時代の実習
昔から私は、血が本当に苦手でした。
母親から聞いた話ですが、幼い頃は血をみて倒れていたそうです。
中学生、高校生と成長した私ですが、相変わらず血や傷をみると気分が悪くなったり、めまいがしたりとそのたびに保健室を利用していました。
血が大の苦手ということもあり、家族や先生、周囲のひとからは「もんもんは医者や看看護師には絶対になれないね。すぐ倒れそう。」と言われていました。
社会人を経て、ひょんなことから看護学生になった私は実習で血をみても倒れないか、気分が悪くならないか、とても心配でした。
病棟の実習では、血をみることがほとんどなかったので大きな問題なく無事に終えることができました。
時々、授業や実習でグロテスクな映像を観ることがありましたが、少しずつだったので徐々に慣れていきました。
映像以外では、特に血をみる機会はありませんでした。
2.手術室での実習
私が最も恐れていたのは手術室でした。想像すれば想像するほど、不安でいっぱいだったことを覚えています。
私の場合は本当に倒れてしまう可能性があり、手術の邪魔をしてはいけないと思ったので事前に担当してくださった看護師さんなどに血が苦手なことを伝えておきました。
そうすると看護師さんが「気分が悪くなったら、その場にしゃがみこんでいいからね。」と優しい声掛けをしてくださったのを今でも覚えています。
実際の手術はというと、小さなオペしかなく、気分不良なく無事に終えることが出来ました。
今までの私なら絶対に気分が悪くなっていたと思います。
看護学生になったことで血をみる機会が少しずつ増え、段々と血に対する耐性ができたのだと、このとき実感しました。
3.看護師として病院に勤務
看護学校を無事に卒業した後、現在はとある病院で勤務をしています。
病棟勤務ということもあり、血をみる機会があるとすれば採血や点滴などです。
時々、褥瘡(床ずれ)のある患者さんがいますが、学生時代から見ることも多く慣れるので安心してください。
※褥瘡とは:患者さんが同じ体勢で寝たきりになっていた場合、体とベッドの当たっている部分で血行が悪くなり、周辺の組織に壊死を起こすものです。
今後は、病棟から手術室に移動する可能性もあります。
しかし、今の私は学生時代からの経験値で「手術室でも働ける」と思っています。
まとめ
血が苦手でも看護師になることは出来ます。
なぜなら
- 看護学校では血をみる機会はほとんどない。
- 手術室の実習では気分が悪くなったときの対処法を相談しておく。
- 血をみる機会が増え、段々と慣れてくる。
- 昔は血をみると倒れていた私が、現在は看護師として働いている。
「看護を学び、看護師になりたい」という気持ちがあれば、いつの頃からか「血を恐れるより先に、患者さんの命を助けたい」という気持ちが現れます。
血が苦手なことは全く気にせず、安心して素敵な看護師になってくださいね。
ほんの少しでもお役に立てば、幸いです。