来年4月、ボクは転職する。試験に合格するか分からないが、曖昧な表現にすると不合格になりそうなので思いっきり強がっておく。
入社のために長所と短所を深掘りしてみた【面接】
本日は、ボクの長所と短所について考えてみたので、これから面接を受ける人の参考になればいいなと、重い腰をあげた次第だ。
最初にいってしまうが、ボクの長所は「観察力」で、短所は「表現力」である。
長所と短所を知ろう
例えがないと分かりにくいため、ボク自身のことを少し話そう。
友だちや職場のひとから「なんでそんな場所に気が付いたの?」「え?はじめて気づいてくれる人がいた、ありがとう」と驚かれることがたびたびあった。
こういう体験や経験を通してボクは「観察力」が長けているのだと気づいた。
つまり、あなたの長所や短所を認識しようと考えたときは「あなたが周囲からよく言われる言葉を思い返し、他の人よりの優れているところや劣っているところを客観的に捉える必要がある」のだ。
長所と短所を深掘りしよう
まず長所と短所を考えるとき、ボクは中学生時代の出来事を思い返した。
つまり、長所と短所には過去の自分自身の経験が深く関与している
例えば、ボクの長所は「観察力」だが長所が生まれた経験は苦い思い出のなかにあった。
さらに短所の「表現力」は長所の経験の弊害で生まれたようなものだった。
詳しくは次の面接シミュレーションで語ることになる。
面接シミュレーション【未来のボクへ】
面接官「あなたの長所はなんですか?」
ボク「私の長所は観察力です。単にボクが看護師だからというわけではなく、周囲から『どうしてそんなところに気づくの』だったり、『はじめて気づいてくれた、ありがとう』と言われる機会が多々あるからです。」
面接官「なぜ、そうお考えになりますか?」
ボク「長所が観察力になったのは、私の中学生のころの経験が関係していると考えています。私の中学生時代はヤンキーや不良と言われる人たちがたくさんいました。入学して間もない健康診断で、理科室の前に待機していると不良の先輩が数人で私に対して『おまえ兄さんいるやろ?』と尋ねてきました。私は長男だから兄はいないと伝えると不条理にも金属バットで膝を殴られました。その経験から私はどうすれば不良に目をつけられないのか、どうすれば相手に合わせれるのかを常に考えるようになりました。今でいう空気の読める子になり、相手の顔色ばかり気にして、自分の意見をいうより相手の意見に同調する人間になりました。」
【おまけ】今のボクはというと「職場でも気づいたことは相手に伝え、正解かどうか確認している」ことに最近気が付きました。普通の人は思っていても言わないという選択をしますが、私の場合は確認までして一区切りとなっていて、それが観察力をあげた要因だと考えています。
面接官「あなたの短所はなんですか?」
ボク「私の短所は表現力です。これまで自分の意見は言わず、相手の意見に賛同しながら生きてきました。そのため自分の気持ちをどう表現していいのか分からず、自分が自由に使える言葉も少ないと思っています。」
面接官「今後はどうしていこうとお考えですか?」
「私がこの短所に気がついたのは、看護学校の授業中でした。誰かの意見を掛け合わせ、あたかも自分の意見のように発表していました。また、最初に自分が発言しなくていいように司会や書記になることが多かったです。ですが、短所に気づけたことを皮切りに読書をはじめたり、X(元ツイッター)で自分の想いを発信したりと表現力する機会を増やしていきました。また表現力を学ぶにつれて、言葉だけが表現するツールではないと思い知らされました。絵画や音楽、演技など多くの表現方法を知ることで、これまで見えていなかった世界が認識できるようになりました。これからも自分の気持ちや想いと向き合いながら相手の想いに寄り添えるひとになりたいと思っています。」
【おまけ】短所は、長所になり得ます。ボクは30歳から大嫌いだった本を読み始めました。正直「もっと早くから読んでおけば…」と思うこともありました。しかし、早く始めたからと言って継続できていたかは分かりません。むしろ後悔より今まで知らなかった世界をどんどん知れる喜びのほうが勝っています。ひとつを極めても良いし、新しいことにチャレンジしても良い。自分に合ったことをやればいい。
まとめ
- あなたの長所と短所は、あなたの周りが教えてくれる
- あなたの長所と短所は、あなたの経験が奥深い、味のある話にしてくれる
最後に少しだけ、どうでもいい話をします。
娘を寝かしつけていたら今回のことを考えていた。最初は日記のようにつらつらと書こうと思っていたが、読みやすさを重視したら今回のような形式になってしまった。
ボーっとしていて、ほぼ無意識だったので、ただ早く記録に残しておかないと忘れてしまうという想いがあった。だから、この記事はこれから面接を受けるあなたのためでもあり、未来のボクへの手紙でもある。
記事の冒頭に「いかにも誰かのために」と豪語しているが、20%程度は自分のためだったのだ、ごめんなさい。
どうか、この記事があなたの「自分を見つめなおすきっかけ」になれば、と願っております。